Nette Gerechtigkeit

ブイズの構築記事載せてきます

ピカブイ1on1用イーブイ(最高1754,最終1721)

 

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Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイとは?

・使えるのがピカチュウイーブイのみという、ゲーフリもいよいよ狂ったといわれるやべールール。

・すっごい雑に言うと、速くて電気玉による火力が高いピカチュウvs耐久があり変化技や積み技で場を制すイーブイの構図

・過去作産が使えるので、神速ピカチュウやら襷カウンターピカチュウやらスカーフ頭突きイーブイやら歌うイーブイ(!?)やらまで考察された。

 

メインROMは勝ちに行きました。結果、30戦26勝4敗レート1770台?でした。

ランキング1ページ目期待しています。最終戦が相手の回戦切断で終わったので、ちゃんと反映されてなかったらハゲます。

追記:切断の影響か、最後に潜った2戦とも敗戦扱いとなっており24勝6敗1721ptでした。ちゃんと勝ちがついていたら6,7位あたりだったので泣いています。

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○考察段階

まず今回考えなければならないのは1on1かつ使えるのが2種のため、マッチングの段階でジャンケンとなる可能性が高く、多くなる型を予想しなければレートが上がらないということです。

想定される主な型は電気玉ピカチュウ、格闘Zピカチュウ、ナインエボルイーブイ、輝石イーブイ、スカーフイーブイ、その他有象無象とおおよそ分けられそれぞれ相性が存在します。

しかし、電気玉ピカチュウは火力を甘えるとボルテッカー+電光石火でHBエボルイーブイを倒し切れないなど、きわどいところで相性が逆転もします。ところが、火力を甘えて素早さ・耐久に振らない電気玉ピカチュウはミラーに弱く上に行けません。

そのため、おそらくピカチュウで最もメジャーとなる「格闘Zピカチュウに勝てるエボルイーブイ」を作ればほとんど負けない、というところをベースに型を考えました。

猫騙し持ちの格闘Zピカチュウの攻撃をイーブイが耐えるには、猫をあえて食らいZを防ぐしかありません。しかし対電気玉ピカチュウの場合は猫騙しを防がないとHB特化でも耐えきれないため、必ず択が発生します。

そのため、イーブイの特性を危険予知にすることで電気玉と格闘Zを見分けることにしました。反応なしなら初手を守る、反応ありなら2手目を守るようにします。まだ電気玉で火力特化しているピカチュウには勝てませんが、そういう全く環境考察できていない人は考慮しません。

次にイーブイミラーですが、エボルイーブイが勝てないのは主にS負けしているエボルイーブイ、初手で欠伸するイーブイ、初手で毒々する輝石イーブイの3パターンです。

1つ目のS負けはミラー意識でどこまで振っているか、ですがSに振るほどピカチュウに弱くなり高レートが難しくなるはずなので無視。

欠伸と毒は上から身代わりをすることで防げます。この2つの技を初手で打つイーブイはSよりも耐久が重要なので上から身代わりはさほど難しくありません。

問題は、初手が欠伸・毒でないイーブイの場合、すなわち攻撃するかナインエボルを積むイーブイの場合身代わりはディスアドになります。が、そういうイーブイでは欠伸や毒をするイーブイに勝てないためレートが上がりにくいと予想し、レートが低いイーブイには初手ナインエボル、レートが高いイーブイには初手身代わり、とすることで両方に勝てるのではないかと考えました。

レートの閾値は初日は1550、2日目は1600、3日目は1625です。感覚で決めました。

 

○実際の環境

Twitterで見た環境としては上位にピカチュウがほとんどおらず、全体でも格闘Zピカチュウがかなり少かったようです。また毒イーブイもほとんど居なかった?

その結果、身代わりや寝言などで欠伸対策をしたエボルイーブイ1強だったと思います。この環境であればHBを甘えてもっとSに振ったほうがレートの上振れ目指せたかもしれません。輝石毒ねがまもは絶対いると思ったのですが…。

実際、1700超え相手に唯一負けたのが、電気玉ピカチュウや格闘Zピカチュウに勝てない構成・調整をしていてイーブイとばかり当たったとしか思えないのにレート1770超えのエボルイーブイでした。(私の理解が及ばないだけで難癖だったら申し訳ない)

イーブイミラーの立ち回りはレートを見て変えていたわけですが、実際にはそれに当てはまらない人もいたはずなので、マッチング運も相当良かったと思います。が、20戦近くイーブイと当って外さなかったということで予想自体は妥当だったと思います。

 

○調整

S:準速スカーフイーブイ抜き(実数値81)

おそらく、ナインエボルイーブイの最低ライン。ここからミラー意識でどこまで耐久削り振るかのチキンレースだが、僕はチキンなのでまったく割きませんでした()

B特化、残りH

これで最速イーブイの捨て身×2耐え、準速イーブイの捨て身1耐えになります。

 

○技構成

・とっておき

ナインエボルブーストをするために必須。攻撃技としてはあまり使わないが、pp勝負になった場合使う可能性あるのでちゃんとポイマ使いました。

・アシストパワー

メインウェポン。

皆Dに振らないだろうからエボルの攻撃技はアシパがあれば十分と考えた。ハイパーボイスは適応力だったとしても火力が劣り、身代わり持ちだとしてもアシパで間にあうというのが自分の見解。

襷カウンターピカチュウや呪いイーブイが気にならないので特殊型は絶対。

擽るや甘えるを身代わりで防げるため、火力ダウンもあまりなかった。

・みがわり

事前考察で、自分がナインエボルの対策をするなら欠伸か毒、というのが結論だったのでその対抗策。毒や欠伸を持っているイーブイはSよりも耐久を重視しなければならないため、高い確率で上から身代わりが可能。

・見切り

電気玉ピカチュウ猫騙し、格闘Z、サトピカZを防ぐ用。

アンコール+高速移動orほっぺすりすりで詰むので、ppは最少。なので守るじゃなく見切り。

 

○特性

・危険予知

ピカチュウの型を見分けて確実に勝てるようにした。

結果、なぜか電気玉ボルテッカーなのに瓦割を持っているレート1500に負けました。策士策に溺れる。まぁそれ以外は機能したのでよかったと思います。

適応力だったところでエボルイーブイミラーで確2を取る技はないので要らないと思った。

 

○持ち物

イーブイ

そういう型なので確定。

 

○その他厳選

過去作産を考慮させるため、モンスターボールで厳選。(オシャボでない危険予知イーブイを持っておらず、めちゃ面倒だった)

ガチ勢が♀厳選する読みの♂メロメロを意識し♂にした。当たらなかったけど♀メロメロの方が多かったらしい。残念。

 

○潜る時間帯

1日目:仕事で深夜しか選択肢がなかった。

2日目:土曜日で休日の子供が使いそうなA特化電気玉ピカチュウに勝てないので、日中を避け晩飯時を狙った。あとで気付いたが子供は夏休みなので土曜とか関係なかった。

3日目:低レート、サブロム勢とのマッチングを避けるため昼過ぎに潜った。

 

○立ち回り

①対ピカチュウ(危険予知反応なし)

電気玉ボルテッカーと考えられるため、初手見切りから入り猫だましを防ぐ。

2ターン目はボルテッカーor10万を耐えてZ発動。相手が火力を甘えておらず、耐えられなかったら負け。

3ターン目石火orフェイントを耐えてアシパで勝ち。

②対ピカチュウ(危険予知反応あり)

格闘Zか襷カウンター、身代わり気合パンチと考えられるため、初手ナインエボルブースト。ここは通常猫を食らうが、身代わり気合パンチ型の場合猫読み守る読み身代わりのため、ダメージを受けずにエボルを積める。

2ターン目、格闘Zを読んで見切り。貫通ダメを考慮しても勝てる。襷の場合、初手守らなかったことでスカーフ読みのカウンターか起死回生が見られる。

3ターン目、格闘Zならアシパで勝ち。起死回生持ちは身代わりを置いてから殴る。

③対イーブイ(相手のレートが低い場合)

初手から攻撃するか、ナインエボルブーストを積んでくると読み、ナインエボルブーストをする。

準速スカーフイーブイであればエボル後抜けるため、上から殴って勝ち。最速スカーフイーブイであれば、捨て身タックルをエボル込で2耐えして殴って勝ち。

ナインエボルミラーはS勝っていれば殴り勝ち、S負けていれば殴り負ける。

この読みを外したことはなかったが、1回だけ急所負けした。

④対イーブイ(相手のレートが高い場合)

欠伸or毒々と読み身代わりから入る。毒とは1度も当たらなかったが、これで何度も欠伸を防いだ。この読みで初手エボルされたのは2度だけで、1つは攻撃技がいびきと石火しかなく身代わりから入っても間に合った。もう1つは負けた。

 

○感想

今までのインターネット大会で一番玄人向けなのでは笑。そのくらい環境読みが難しいです。(この記事も長い) ある程度ちゃんと考察すると、明確に強い型があるのではなくジャンケンのように得手不得手が発生します。

そのうえで1700を超えるにはマッチング運も重要だったと思います。実際私の4敗中1敗がエボルミラーからの急所負けですが、他は基本的に勝てない相手でした。

1つはA特化の電気玉ピカチュウ、1つは何故か瓦割とボルテッカーと穴を掘るを持っていた電気玉ピカチュウ(対イーブイボルテッカー、対ピカチュウは穴を掘るの方が火力があるので瓦割の使い道がない)、最後にSにかなり振っている(調べたらS実数値89)エボルイーブイでした。

1600を超えている人はテンプレでない、一工夫している人ばかりでしたので、素人が勝てる環境ではなく、おかげでレート帯による型読みが見事にハマってくれました。

私が好成績を残せた最大の理由は危険予知の有用性に気付いたことだと思っています。これにより、本来1ターン目の行動パターンは

①相手がピカチュウ

②相手がイーブイ

の2択になるはず(ボールによる推定は除く)のところで、危険予知の有無による対ピカチュウの択回避が可能となりました。

イーブイの択は考察力と度胸(笑)で誤魔化しましたが、20戦近いイーブイミラーでほとんど1ターン目の択が外れませんでしたので考察力は確かだったようです。

発想は面白いですが、考察はともかく戦っていてそこまで面白いルールじゃないのでもうこれっきりにしてください。イーブイじゃなければこんな真面目に取り組んでないですよ。