去るシーズン7、ようやく一定の成績を残せたブイズシングルであるが、シーズン8にて追加DLC鎧の孤島の要素がすべて解禁。
ギリギリ何とかしていたエースバーンやゴリランダー、フシギバナがキョダイマックスを獲得し受けきれ無くなり、一方でポリゴン2やハピナスなど優秀な受けが多く解禁され受け崩しの要素も必須になり、ブイズ統一には大きな逆風となった。
夢特性ガラル御三家解禁時のシーズン7は環境が成熟する過程であったこともあり隙があったのだが、今回はそうもいかず過去世代におけるバンク解禁級のダメージとなった感がある。
冠の雪原では準伝解禁になりこれ以上に厳しくなるわけで、"まだまし"なはずだがモチベーションは再び低調であった。
その中で、スーパーボール級,ハイパーボール級で勝つだけなら十分な構築は握ることが出来たので記事。
〇型紹介
シャワーズ@オボンの実 貯水
図太い 225(156)-x-122(244)-131(4)-124(68)-90(36)
熱湯 溶ける 身代わり バトンタッチ
8世代におけるスタンダードな溶けるバトンシャワーズ。
グラスフィールドによく遭遇するのでH16n+1で身代わり4回張れるようにし,ポリゴン2が多いのでダウンロード対策のB<D調整,サンダースが電磁波採用しているのでゲンガー意識でS半減の最速110族抜き。
対エースバーンは絶対に後攻バトンを決めたいのでS95調整しない。
サンダース@気合の襷 蓄電
臆病 140-x-85(36)-162(252)-115-195(220)
10万ボルト 甘える 光の壁 電磁波
普通の起点づくりサンダース。
電磁波麻痺をばら撒いてエースバーンやトゲキッスに展開させない、ゴリランダーをシャワーズの起点にするのが重要な仕事。
逆に、電磁波の効かない地面,電気には役割が薄く、カバルドンやパッチラゴン、ジバコイル、ロトムを見ると選出するか考えることになる。
ドリュウズはシャワーズが起点にでき剣舞に甘えるを合わせればいいので問題なく、スピンロトムは電気等倍のおかげで殴り合えるので大丈夫。
1ウェポンは悩ましく、ドリュウズの襷を剥がせたりドラパルトに身代わりを残されないシャドーボールも一考だが、居座ってくるトゲキッスの起点になるデメリットの方が多かった。放電でもいいが電気が通るなら電磁波が優先なのであまり意味がないと思い10万ボルトに落ちついた。
腕白 202(252)-85-173(220)-x-150-90(36)
イカサマ 挑発 願い事 守る
いつもの。
エーフィを切ったこともありカバルドンが重く、ほぼカバルドンが居る時に選出していた。単体性能はやはり高く、サンダースで麻痺撒いたらブラッキーで詰められた、なんてスパイスな戦い方が出来るので抜く必要性を感じない。
B>Dなのでポリ2がキツめ。
陽気 151(84)-156(204)-150-x-85-157(220)
エースバーンを考慮しなければ環境によく刺さっている珠リーフィア。特にシャワーズが溶けるバトン出来ない構築にはよく刺さっていて、パッチラゴンやジバコイル、カバルドンといった面子をカモにできる。サイクルパなら晴れにしてエースバーンの上から殴れるようにすればかなりの強さと思われる。
剣舞積めばダイマHCポリ2をも突破可能なので、どう剣舞積むかなところがあるが、起点づくりサンダースと組み合わせれば割と簡単で、裏選出のダイマ枠候補としてブースターよりも優先することとなった。
グレイシア@弱点保険 雪隠れ
臆病 167(212)-x-131(4)-155(36)-116(4)-128(252)
C:弱点保険発動後、ダイマ状態鋼エースバーンに対して、
ダイアタック:29.4~34.5%,ダイアース70.3~83.2%
吹雪 破壊光線 泥かけ 氷の礫
エースバーンに対面で勝てなくなったので溶けるバトンで無理やり受けることにした。
ゴリランダー+エースバーンの並びに非常に強く、トゲキッスやパッチラゴンの一致弱点も突けると非常に強力なバトン終点であるが、一方でポリ2で止まるのが難しいところ。
低ランクなら大体弱保警戒はしてこないのでそういう意味でも強い。
図太い 193(180)-x-128(252)-130-150-90(76)
グレイシアが出来ない受け崩しを担う瞑想ニンフィア。
グレイシアと違いドリュウズに打点がなくトゲキッスの突破もターンがかかるなど、アタッカーに対しての切り返しとしては劣るため補完が取れていると感じる。
ポリ2をカモにしやすく(ダイアタックでS逆転からのトライアタックは勘弁して)、ハピナスやウルガモスなどと積み合ってからのサイコショックで打ち勝てる。当然瞑想積みには相手の物理アタッカーが障害となるところを溶けるバトンで補完する。
マジカルフレイムを切ったためナットレイに弱めだが、溶けるガン積みがあれば身代わりを含めて瞑想ガン積みして突破できる。(実はボディプレス半減が偉い)
眠カゴ型の瞑想ニンフィアもまま見るが、溶けるバトン前提だと対物理にも身代わりを残せるのでバトンパなら残飯身代わり採用かなと思っている。
エーフィの場合ウーラオスの確定急所がどうにもならず、一定の物理耐久があり弱点を突けるニンフィアを瞑想エースに置くべきである。
〇所感
ダブルブイズではお祈りトリル(相手がトリル無警戒な行動をとることに期待してアドが最大になるようにトリックルーム展開を行うこと)をしているが、シングルもお祈りバトン選出に勝ち筋を見出した。
現環境で最も遭遇しやすい選出はゴリランダー+エースバーン@1であるわけだが、自分の場合@1はドリュウズが最も多かった。となると基本的に全員物理アタッカーなわけで溶けるバトンさえ通せば、な環境ではある。
溶けるバトンの天敵であるトゲキッスは起点づくりのサンダースと終点グレイシアに不利なので1回溶ける隙くらいは作れるもので、どうにもならないパッチラゴンやジバコイル入りにはリーフィアを通せることが多く、若干の選出択と急所など運要素以外は安定していた。
シーズン8はこの構築を握るまでに苦戦し続け運に見放されていたとはいえランク7と落ちるところまで落ちたが、
シーズン8中にこの構築に落ち着き、シーズン9で6-0でマスターボール昇格を決めるなどまとまった構築が作れたと思う。
ただ、あくまで物理偏重な選出をする相手が多い低ランク層には強いというだけなのでマスターで勝てる構築ではない。
シーズン10からは上位禁止ルールになるとのことで、また構築の組み方が変わってくるだろうと少しワクワクしているのと、大抵上位禁止ルールはより辛い環境が待っているのがスペレの経験上言えるのでビビっているのと半々である。
一つ言えるのは、サンダースは強いよ。