1枠余ってて消去法的に採用していたが、リーフィアに弾かれたので記事。
・個体
シャワーズ@ソクノの実 貯水
控え目 207(12)-x-103(180)-178(252)-116(4)-93(60)
波乗り 冷凍ビーム 破壊光線 円らな瞳
火力,耐久調整は下記。Sは一応S-1準速パッチラゴン抜き。
・コンセプト
一応パッチラゴンと鉢合わせても対面で大きく不利を取らないというのがいいところ。あくまでパッチラゴンに勝つために選出するのではなく、最悪鉢合わせてもいいという考え方で使わなければならない。
・対面から相手がダイマックスしない場合、
-れいとうビームベースのダイアイスでH振りパッチラゴンが98.5%~116.8%(霰込み確定1発)
-A特化&はりきり&鉢巻きパッチラゴンのでんげきくちばしを84.1%~99.3%で確定耐え
※非ダイマと1:1交換なので基本やらない
・相手がダイマックスする場合
-れいとうビームベースのダイアイスでH振りパッチラゴンが49.2%~58.4%(霰込み確定2発)
-A特化&はりきり&命の珠パッチラゴンのダイジェットが31.6%~37.4%+ダイサンダーが55.8%~65.9%で霰込みで中乱数耐え
後者は当然ダイサンダー2発は受からないが、Sが上がっていないということはエーフィやサンダースで上を取ることが出来るということ。グレイシアの襷を残しておかずとも勝ち筋が残る場面が出てくる。
・使い方
さんざんパッチラゴンの話をしておいてなんだが、基本パッチラゴン入りには選出せず、なんか刺さってるなというときに出す。あとは刺さってるけどパッチラゴンだけが邪魔…というときに渋々出す。
特に相手の電気枠がヒートロトムやカットロトムの時に出しやすく、電気等倍で受けつつ弱点を突くことが出来るのがこのシャワーズの最大の強み。パッチラゴンの影響かウォッシュロトムが上記2体に比べ減っているため多少はシャワーズを一貫させやすくなっている。
的な。
・経緯
ポケモン剣盾ランクマ シーズン10では史上初めてメインのルールでの使用率上位種族の禁止が施工された。
TCGなどではよく見られるレギュレーションであるが、いわゆるキャラゲーであるはずのポケモンが対戦ゲーとしての性質が強くなったことを感じた。(小並)
禁止とされたのはシーズン8における最終順位において、シングルもしくはダブルでの使用率上位10位以内に入ったものが対象。
結果、シングルは使用率がほぼそのまま繰り上がる形で、パッチラゴンやウーラオスがトップメタに座ることとなった。まぁジバコイルが残るよりは楽。
パッチラゴン S8:12位 S9:10位
ウーラオス(水) S8:11位 S9:9位 ※悪は別集計。は?
特にパッチラゴンに関しては元々トゲキッスやミミッキュ、ドラパルトといった自身より速く弱点を突いてくる種族がトップメタであったために抑制されていた側面が強く、S10環境が始まった当初は採用しないのは甘えと言われることもあったくらい増えていた。
当然対策されないわけがなく、特にカバルドン,ドリュウズが禁止されたことで多種多様な地面枠が採用されることとなった。
こうなると電気と地面に強い草が増えそうなものだが、ゴリランダーが消えてまともな草がナットレイくらいのためサブウェポンの炎で対策されやすく、結果地面タイプに強い水の採用が増え、電気,地面,水の3竦み環境が生まれたのが9月前半のお話。
でブイズに話を移すと、S10当初は5体(サンダース,エーフィ,ブラッキー,グレイシア,ニンフィア)でほぼ完結している感があり残り1枠はピンポ気味に対策する枠となっていた。(少なくとも私の考察ではそう)
そうなるとウルガモス対策のブースターか、アシレーヌが多いのでリーフィアかとなるところだが、ウルガモスは使用率があまり伸びず、リーフィアは上位に対する有利不利がはっきりし過ぎていて安定した選出が難しい、といった問題があり、ウオノラゴンやヒヒダルマが一定数いる点と地面枠で特に増えているのがドサイドンということを考えて何とかシャワーズを採用したかった。
普通にシャワーズを採用した場合パッチラゴンには円らな瞳くらいしかできることがなく見ただけで出し難い。
ということで発想をシンプルにして電気半減実を持たせてみようとなった。
ダメ計したら机上論で成立したので採用。
・で強いの?
…それなりには。あくまでS10序盤環境ではブイズの1枠空いていたということで使ったのであり、刺さっているときにしか出さないので出せればちゃんと活躍するし、パッチラゴンと対面した2試合は両方ソクノが役に立って勝ったのでまぁ。ヒトムやカットムは結構泣かせた。